海外移住を決断できたのは、結婚はしないと決意できたから。でも現実は?

海外移住を決断できたのは、結婚はしないと決意できたから。でも現実は?

幼稚園の時に将来の夢を聞かれて「日産自動車で働く」なんて企業名を出すくらい、小さいころから大企業で働くことを当たり前に思っていた。高校受験も六大学の大学付属校しか受験せず、安定した人生を送るための準備は万全だった。そして大学卒業後、いわゆる一流企業に勤めた。でも私はその王道のレールを捨て、海外転職・海外移住をした。その決断ができたのは、この人生で結婚をすることはもうないと決意できたからだ。

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結婚不適合者

「私結婚できないんじゃなくて、しないんです」なんてドラマがあるが、私は「結婚できないし、しない」。誰かとお付き合いさせていただいていても、自分の時間が大事過ぎて、1日誰かといるだけでイライラしてきてしまう、私はいわゆる「問題のある結婚不適合者」だ。

でも結婚しなきゃいけないって思ってた

自分は結婚不適合者だと気付いていても、いつかは結婚しなきゃいけないと思っていた。人間に生まれたからにはという固定観念、親に孫をみせなきゃいけないという義務感、結婚してないと変な人に思われるという羞恥心。でもそれらを背負うことに疲れた。そして思った「もう無理して結婚を意識する必要はない」と。

一人で生きていくのに、高い収入はいらない

自分は一流企業にいなきゃいけないんだと思っていた。でも結婚しないと決意すると、残業や土日出勤ばかりの無理のある社会人生活を送ることに疑問を感じた。妻子がいるならば、家族を守るために仕事はしなければならないし、それを糧に仕事ができるんだと思う。でも私は30歳を過ぎたころから「俺、なんのために働いているんだろう」と疑問に感じ始めた。

一人で生きていくのならば、自分が生きていくお金さえあればいいのだ。

もう「なんで結婚しないの?」って聞かれたくない

30代を過ぎた頃から日本での同僚との話題は家庭や子供の話題。その話題に入れないだけでなく、「○○はいつ結婚するの?」って決まり文句のように聞かれる日々。

そして取引先との雑談でも、「ところで○○さんはご結婚はされてらっしゃる?」って話になる。

いい加減それらに意味のない言い訳をしたりするのに疲れた。結婚していないことがやっぱり「不自然」と思われる社会で暮らすことに疲れたのだ。

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海外移住後の時間的自由、でも日本人はどこにでもいた。

海外移住してみて、それまで苦しめられていた無理な勤務状態から脱出することができた。給料は40%減ったものの、ほぼ17時には退社。今まででは考えられない自由が待っていた。

日本のコミュニティーからはやはり「なぜ結婚しないの」って聞かれることはある。日本人が少ない分、あの人は結婚していないという噂は予想以上のスピードでまわり、日本に居る時よりも余計にこの点については気を使うことになってしまったのは予想外だったこと。しかしこちらに暮らしている日本人は、駐在員以外は未婚の人は多い。

一方で現地人との会話では「なぜ結婚しないか」なんて意味のない言い訳をすることは無くなった。こっちではそれも立派な生き方だから。

心残りは親のこと。一流企業に入るためのレールをしっかり敷いてもらった親に、海外で現地採用になるということを言い出すときには、本当に申し訳ない気持ちだった。そして孫を見せられなかったという後悔だけは拭えなかった。これだけは一生背負っていくものなんだろうな。

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