海外現地採用社員が考える老後と年金について

海外現地採用社員が考える老後と年金について

日本のニュースを見ていると「老後は2000万円貯金がないと」という話題で持ちきりだ。このニュースを見る前も後も、絶賛海外移住中の私はこのことが不安でたまらないのが正直なところ。現地採用社員として海外に住む日本人として思う年金のことを今回は書く。

スポンサーリンク

年金協定を結んであるチェコと日本

海外移住したことがある人ならば耳にしたことがあるであろう「年金協定」。これは主に駐在員に関わることから始まった制度だと思われる。要はチェコか日本どちらかで年金を納めていれば、他方の国で年金を納める必要がないという制度。つまり日本企業がチェコに駐在員を派遣する場合、日本で厚生年金を納めていれば、チェコで納める必要がないという、グローバル企業の負担軽減を狙った制度。チェコの他に18か国と日本はこの制度を実施している。(参考ホームページ

これは我々現地社員にも恩恵がある制度で、チェコで年金を納めていれば、年数に限っていえば日本でも納めているとみなされるという制度。しかしみなされるのは年数のみ。日本は年金受給条件は10年、チェコは35年、この年数は日本とチェコで合算ができるというもの。しかし金額については合算されず、それぞれの国で受給できるということだ。

(つまり例えば日本で5年、チェコで30年払えば、両国からそれぞれ年金がもらえる。しかし私のように34歳で移住したものにとっては、チェコでも日本でも相当少額の年金受給となるということを意味している。)

2000万円なんてあるはずない

麻生大臣は金持ちの家系ご出身だから余裕だろう。しかし私のような一般家庭育ちで、遺産相続も何も期待できないような凡人には2000万円なんて貯金があるはずがない。また現地採用社員には(すべてではないだろうが、少なくとも私は)退職金がない。そしてこの2000万円不足というのは厚生年金をまじめに35年強納めてきた方々のことを言っている。前述のとおり、たいした年金ももらえそうにない私は2000万円で済むのか、不安でたまらない。(チェコは相当年金が安いという噂がある)

貯金をしないチェコ人

チェコはヨーロッパでは珍しい失業率の低い国、しかし外でタバコを吸っていると、ごみ箱を漁る老人をよく目にする。もし私がこのままチェコにいたとして、持ち家のない私は彼らのように30年後ゴミを漁るような老人になっているのではないかと、正直海外移住したことは間違いだったのではないかと考えさせられる。

チェコ人はあまり貯金をしないと聞いたことがある。こんなことを言ってはいけないが、実際私の稼ぎと同じかそれよりも低いかのチェコ人はたくさんいると思うが、将来について悩んでいるようなそぶりは正直見えない・・・ただ楽観的なのか、それとも・・・

スポンサーリンク

定年を迎えるころ日本に戻るのか、それともずっとチェコで暮らすのか、これは38歳の私にはまだ正解が出ない課題なのだ。

(日本で家が余り過ぎて0円住宅が溢れてきたらそこに住むしかないのかな?生活保護しかないのかな?せっかく大学まで出してくれた親に申し訳ない結論にしか至らないあるプラハの夏の午後だった。)

海外転職・移住コラムカテゴリの最新記事